| カテゴリー: 総合 | 投稿者: 李 廷宏 | 2009年10月18日 |
「これが本当の柿だ!」またしてもこの言葉を聞く季節になりました。
我が家には柿の木が2本あり、私のアボジは(韓国語でお父さん)柿のなるこの季節を毎年楽しみにしています。アボジがワンシーズン(秋のみ)で取る柿の摂取量は一般の10倍いや一生分(決して言いすぎではないはず)です。
お客が家に来ると「美味い柿を食わしてやる」と強制的に勧められ「これが本当の柿の味だ!」と言い張ります、、、って言うか柿って唸るほど美味いもんか?と家族はこのやり取りを聞くたびに思います。更にキレイな柿ならまだしも、鳥が突いた穴の空いている柿うで私は柿を10年位食べていません。見ているだけでお腹いっぱい。しかし、ここ数年は私の妻が大変な柿好きな為、アボジと柿を眺め「アボジあれが美味しそうですね」「おお!そうだな~」と毎日仲良く会話をしています。(俺って親孝行)
柿は1年おきに実を多く付け、今年は豊作です。珍しく玄関先に「大変甘い柿です。ご自由に」と張り紙をつけ、ザルいっぱいの柿を置きました。
昼頃には夢回廊の看板を出すので「店が柿を勧めているみたいで具合悪いな~」とアボジに軽くクレームを言うと「じゃあ、俺の名前書いておくか?個人的にってことで」。そんなに出したいなら仕方がない「今どき誰も持っていかないよ」といい諦めました。しかし、その柿は2時間程で全部なくなり「こんな美味い柿持って行かないわけないだろ!」「よくそんな味覚で料理作ってんな」と勝ちを確信した人間の強さをマジマジと見せ付けられました。いや、、、味の話じゃないんだけど、、、ビジュアル的に、、、。毎年こんな大したネタでもない事で色々な事がありますね家庭は。
50個ほどあった柿が数時間でなくなったのを見て、人間の素朴なやりとりを感じ「なんかいい感じ」と嬉しくなりました。
よっさん
食べたかったなぁ~。