| カテゴリー: 総合 | 投稿者: 李 廷宏 | 2010年07月29日 |
夢回廊の入り口から店舗周りの手入れはアボジの担当です。と言うか時間があるので資材置き場にある（うちは土木工事もやってます）木材を使って好きな物を作っています。玄関付近にある大きなテーブルやベンチ、そして家の周りをグルッと取り巻く木製の柵等。そして何より好きなのは石いじりです。
ある日庭弄りをしているアボジから「チョットこの石動かすの手伝ってくれ！」と言われました。それも営業開始10分前。私も弟も着替えを済ましてしまい「着替える前に言ってくれないかな～」と文句を言いながら手伝ったわけです。普段から「石には顔があるんだ。置く角度なんかを上手くするといい顔を見せるんだよ」などと日本庭園を造る職人張りの事を言っています。人の心はイマイチわからないのに何故か石の心は良くわかるアボジ、流石だ。案の定服はドロドロに、、、。
見ると300キロ以上ある御影石を動かすと言うのです。土木作業用の器具を使い石を5メートル程弟とアボジと私で動かし始めました。「アボジ！そっちに引っ張るとエアコンの室外機に当たるよ」と言う弟。「大丈夫だ！そのままいけ！」「いや、ホース切れるよ」「切れるわけねーだろ」といつもの様に面倒な会話を展開していると「ブチッ」・・・そうホースが切れる音。「ど～～すんのよ。それ厨房のエアコンなんだけど、、、」この猛暑の中エアコン無しか、、、。
相変わらず人の心がまるで分かっていないアボジの話でした。
